若手研究者が申請書を書くときに重要なこと:研究内容の選択と集中が大切

最近、島津の助成金や科研費の若手研究などの研究費が当たるようになってきた。
これまでは何ふり構わず研究費の申請書を書き続けてきた成果だ。

でも研究費がもらえるようになって、問題が出てきた。
その問題とは別の研究内容で申請書でを書くことができなくなるということ。
もし、次に新しい研究内容で予算がもらえても、その研究を遂行していくれる人がいないし、時間もない
つまり、リソースが限られているのだ。
大型予算だといざとなれば人を雇えるだろうけど、若手研究者がもらえる研究費の予算はとても少ないので人件費を出すことはできない。
限られた時間と限られたマンパワーで進めることのできる研究内容には制約があるので、多くの研究プロジェクトを並列して進めることできない。

研究費がもらえるようになって思うことは、どの研究プロジェクトの内容に集中するか。
所謂、選択と集中という課題である。
もちろん、研究内容の選択と集中を行うことで、論文を調べたりする時間も短くなるし、効率的に自分の持っているリソース割くことができる。

ただ、選択と集中のリスクは、トレンドに左右されるということだと思う。
もし、一つの内容に集中してしまうと国の方針に合わすことが難しくなる。
例えば、最近だと新型コロナウイルスの研究課題に関する募集が多い。
このような場合、コロナ関連の内容になると有利になるし、コロナ研究と流行りの AI と組み合わせるとさらに有利になる。もし、幅広い研究内容を進めている場合は、国の方針に合わせやすいし応募できる内容も多くなる。
このように、多くの研究プロジェクトを並列に進めることのメリットの一つはリスクを分散させることにあると思う
研究プロジェクトの並列化の2つ目のメリットは、研究分野を融合させることができることにある。すなわち、分野と分野が交わる境界領域・空白領域を研究できる。

これまで僕は分野を特に選ぶことなく、興味のある内容から選んで研究を進めてきた。
でも、人が少なく予算も限られている状態では、選択と集中が必要だと感じるようになった。
今考えつく新しいテーマはノートにまとめておいて、将来自分が研究室を持ったときに改めて申請しようと思う。
もし、僕が研究室を持つようになった場合には、多くの研究プロジェクト幅広い内容を並列して進めることができるようになるだろう。
現時点では人も足りないし、時間もないお金も限られている。
そういう場合には選択と集中がとても重要になる。

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