ドクターX〜外科医・大門未知子〜を見て:大学組織にいる一人の天才外科医はどうなる?

最近ドクターXにハマっています。
シーズン6まである長編作ですが、一気に見てしまいました。
このドラマは、大学病院の腐ってしまった体系の中でフリーランスの外科医、大門未知子が神がかった手術を繰り広げるという内容です。

大学病院の体系に関して、大学で長いこと過ごしている私から見ると、少し共感するところがあります。
もちろんテレビ番組だからかなり誇張されていますが、私の知っている大学組織の内容と合致するところがあります。
例えば、縦社会なところや人事関係とかはすごく合致してるところがあると思います。
もちろん、ドラマほど過激ではないけども、、、、

なぜこのドラマは面白いのか?
映画で登場する大門未知子が、その縦社会の中のしきたりを無視し、自由自在に奔放して患者を助けて行きます。その様子は、痛快でありとてもスカッとする内容だから見入ってしまいます。

一話、一話の内容は基本的に同じパターンです。
まず初めに、大門未知子の近くにいる人が倒れる。
次に、重病であることがわかる。
その病気がレアなケースであって論文になる可能性がるもの、または、その患者が有名人であって病院の評判につながる。そういったときに大学の人間は、我こそはと名乗りあげて執刀しようとする。
しかし、それほど大学病院の人間は手術がうまくないので、大門未知子に執刀させ、成果は横取りする。
最後に、大門未知子を紹介している会社おじさんが、病院にメロンと高額な請求書を持ってきて病院長は驚きます。
しかし、医院長は十分に大学病院に利益をもたらすので、数千万円の高額な請求を支払います。

以上のような基本的かつ単純なパターンで、一話一話構成されています。
なぜ、シーズン6になるまで続く人気作品になったのでしょうか?
その理由は、王道パターンを見るのがなんと行っても楽しいし、見ていて最終的な結果がわかっているからだと思います。ジャンプや日曜日に放送されているレンジャー系の話のように王道パターンで、裏切らないので脳に負担がかからずスッキリするのかと思います。
また、大学病院の腐っている体系に対して、コミカルに描かれているのでとても、見ていて笑えます。

一人の天才と凡人で構成された実際の組織
ドラマで描かれる大門未知子は、天才であって絶対に失敗しません。というより、絶対に失敗しないことが彼女の医者としてのポリシーとしてあります。医者の失敗は患者を殺してしまうので、一度の失敗も許されないという考え方です。

ドラマはとてもおもしろいのですが、現実と乖離しすぎている思うところもあります。
例えば、実際の社会では、みんながみんな天才になれないし、凡人で構成されているのが現実の組織だと思うのです。この記事を読んでいる人も一度は、天才になることを憧れたことはあるのではないでしょうか。でも、ほとんどの人は天才にはなれないのが現実です。だから、組織が存在するのであって、一人でできないことを組織で遂行するのです。

天才が一人の患者に全力投球して、誰もできない奇跡的な手術で一命をとりとめる。

その姿はドラマとしては、かっこいいけど、現実には数的に一人しか救えない。
そのドラマで医学論文を書くことが悪のように描かれているのですが、ドラマの舞台は単なる病院ではなく大学病院だから、症例をまとめて世の中に発信することで数十年後の未来に多くの患者を救えるようになると思うのです。

腐りきった組織は良くないけど、現実の組織は凡人が作り上げて、なんとかみんな生きているしそれなりに効率的に稼働しているというのが現状だと思うのです。

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