化学のオープン化に魅力を感じて,日曜大工ならぬDIY-scienceを考える。

日本の科学技術は落ちていると言われている。実際に論文数と研究費を見ると、中国がめざましい伸びに対して日本は横ばいになっている。この成長速度にあらがう方法はないのだろうか?

歴史を振り返ってみると、過敗戦後の荒廃とした中で日本は復活して、一時の科学立国として成長できた。映画「海賊と呼ばれた男」では、敗戦後にどのように日本企業である出光興産が石油の販売を行うことができたかが描かれている。

戦後は石油の販売権はGHQにより制限されており、簡単には販売することはできなかった。当時は資金繰りが厳しく、多種多様な業種に手をつけて、奔走したのだった。その中で、戦争で壊れたラジオの修理に携わり、その後海外の石油販売企業と戦うための資金を手に入れたのだった。

この海賊と呼ばれた男を見て感じたことは、ゼロから復旧させるプロセスである。これは科学技術の本質的な過程に通じるものがあり、この復旧させて行く過程が何より日本の科学技術の基盤を作り上げたのだと思う。戦後のなにもない状態において、人々は自分たちで一からものを作り上げる必要があり、その過程を通じてものができる過程を体験でき学べる。さらに、復旧過程は、日曜大工レベルでの科学の日常化を起こし、これが後に日本の科学技術を世界的に押し上げたのだと思う。

後の日本人の科学離れは、上記の1から作り上げるプロセスをなくし、科学を非日常化させたことが原因だと思う。つまり、科学をブラックボックス化し、すごく難しいものであると考えるようになったことが科学技術力を低下させることに繋がって行く。

このような科学離れが進む中で、2015年以降で意外な流行があった。それはDIY(Do-It-Yourself)である。なぜか自分でオリジナルの棚や椅子を作ったりするのが流行ってきたのである。これは普通に売られているものでなく、モノ作りを楽しみながら、自分に適したものを作ることができる。(もちろんInstagramなどで自分自身のオリジナルをアピールする人もいるのだろうけど)

DIYの特徴は
・ 必要なサイズや用途で作れる。
・ 色などのデザインを選べ環境に適したものを作れる。
・ 拡張性がある。

上記の特徴は、売られている製品では真似できない要素だ。

個人的には、科学のオープン化により多くの人が科学を触れてほしい。欲を言えば、子どもたちが科学者を理想の職業と思ってくれる社会になると嬉しいと思う。

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