サウナのメリットとリスク:サウナの総説論文より
2020年8月15日

30歳を過ぎて健康に気を使うようになった。
最近、注目しているのはサウナの効用について。
巷では、サウナはいい効果があると言われているけど、本当なのだろうか。少し論文を調べてみるとサウナのメリットとリスクに関してまとめた総説論文があったので紹介する。
今回紹介する論文
Minna et al., “Benefits and Risks of Sauna Bathing”, HE AMERICAN JOURNAL OF MEDICINE, 2001.
1.普通の妊娠の女性には悪い影響を与えないようだ。
2.高血圧や心臓病系の患者にはいい影響を与える。
3.肺機能が短期的に改善されて、喘息などの気管支炎の症状を緩和
4.リュウマチ疾患には関節痛を軽減し、可動域を広げる可能性がある。
5.サウナによる皮膚の乾燥は起こさないようだけど、アトピー性皮膚炎の患者には痒みを引き起こす可能性がある。
もちろん、サウナに入っては行けない人はいて、心筋症などの心臓の動きが不安定な人、血管系に疾患がある人は入っては行けないそう。これは感覚的にわかりますよね。
サウナによって、非常に少ない割合で心筋梗塞や突然死が起こるようですが、飲酒を伴うサウナは低血圧、不整脈、突然死などの割合を急増させるようで、飲酒後のサウナは絶対にやめるべきだそうです。