固体酸化物形燃料電池電池の小型化は可能性があるのか?:SOFCを搭載した兵士たち

皆さん固体酸化物形燃料電池というのはご存知でしょうか。
最も身近なところでいうとエネファームが出している商品があります。
燃料電池にはいろんな種類があるのですが、固体酸化物形燃料電池の特徴は高温で作動し、エネルギー効率が比較的高く、水素だけでなくメタノールなどの有機物をエネルギー源として利用できることがあげられます。固体酸化物形は通常、SOFC(Solid Oxide Fuel Cell)と表現されることが多いです。SOFCの現在の研究課題は、常温で作動させることと軽量化などがあげられております。(Zulfirdaus Zakaria et al., Energy Research, 2019)

一昔前では、自動車にSOFCを使う研究が盛んに行われていましたが、現在の技術の流れは電気自動車になっています。もし、小型化が実現されるとSOFCを搭載した一般車も開発されるようになるかと思います。

最近読んだ論文で面白いものがあったので紹介したいと思います。
それは、SOFCを使った電池を軍隊(歩兵)に応用した場合はどうなるのかという研究です。(T. Thampan et al., Journal of Power Sources, 2014
個人的に、僕は材料の論文を読みますが、このように人、特に軍隊に応用した論文を初めて見ました。現在の軍隊はあらゆる最先端の装置を身に着けて移動します。一種の機械と人間が融合している例に一番近いのではないでしょうか。
機械と人が融合する場合に人が動きやすく、さらに長時間駆動することのできる電池が必要になるのでSOFCが試されたようです。

昔に僕が書いた論文もSOFCの小型化関わったものがあります。(Tetsuya Yamada, et al., Applied Nano materials, 2019.)。もし、SOFCが小型化と高効率化の両立ができるとエネルギーのインフラが大きく変わり、世界は変化するのかもしれませんね。


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