論文執筆の日々 嗅覚受容体を利用した人工細胞膜センサ

論文の執筆はとても大変だ。研究者としての評価の対象は論文であり、どれだけ論文を世に出したかがとても重要になる。良い論文は世界中の研究者に引用され、被引用数として数値化される。

今現在、これまでやってきた匂いセンサについて執筆を進めている。およそ1年間の成果をまとめている。人工細胞膜内に昆虫由来の嗅覚受容体を再構成させてセンサとして利用する。このセンサは高い感度と優れた選択性を有している。従来の半導体などのガスセンサでは選択性を付与させることが難しいのだが、生体由来の嗅覚受容体を使うと高い選択性を実現できる。これはタンパク質の鍵と鍵穴の関係から可能になる。さらに、嗅覚受容体が特定の匂い物質と結合するとチャンネルが開き多くのイオン電流として出力されるので高い感度を達成することができる。

まだまだ課題が多いセンサだけど、世界に先駆けて行っている日本の研究の一つだと自負している。だから、これまでの成果を論文にまとめていい雑誌に掲載されるように頑張りたい。

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