バンクーバーで思ったこと:海外の大学に憧れた理由

僕が初めて外国に行ったのはカナダのバンクーバーだった。
当時は大学2年生ごろで、英語を勉強してみたいという目的と外国に行ってみたいという2つの目的があった。

外国に行くための派遣バイト
カナダに行くために、短期でできる派遣の仕事をした。
派遣先は色々とあり、労働環境の悪い倉庫などに行った。
労働環境が悪いというのは、倉庫という閉鎖された空間での真夏の暑さと高い湿度、そして、空中に舞うホコリである。。
口にはタオルを巻いて、ホコリが入らないようにする。
さらに、場所は辺鄙なところにあり、通勤時間もかなり時間がかかる。もちろん、交通費は出ない。その派遣の仕事は正直かなり辛かった。
それでも、早く金をためて行ったことのない外国に行ってみたかったのだ。

なぜそんなに外国に行きたかったのかは、はっきりと覚えていない。多分、田舎から東京の大学に一人で出て来て寂しかったのかもしれない。また、大学生活での閉塞感や日常のつまらないことに飽き飽きしていたのだと思う。

バンクバーへ渡航
バンクーバーには一人で行った。
恥ずかしながら、その時に初めて飛行機に乗った。
初めて体験した飛行機が離陸する時のフワッとした感覚はとても新鮮だった。
バンクーバーに着いてからはできるだけ多くの場所に行き、多くの人と話し、経験を積もうとした。
2週間という時間を大切にして、できるだけ多くの場所に行った。
一番気に入った場所はUBC (University of British Columbia)だった。

日本とカナダの大学(UBC)の違い
UBCは映画で撮影されるほどとてもきれいな場所。
地震大国日本では、古い建築物は残らず大学は常に工事して新しくしている。
一方で、海外の大学は古い建物を維持し使い続け、その歴史と古さを売りにしている。UBCでは自然に囲まれながら、静かな環境で学問をしている。人口密度の多い東京の大学とはだいぶかけ離れていた。

僕が行った時、偶然授業が行われていた。
もちろんだめなことをしているのだけど、UBCの学生に紛れ込んで授業を受けた。
その時の授業内容は、日本の歴史だった。
確か徳川家康について先生が喋っていた。
カナダに来て日本の歴史の授業を受けるとは思っていなかった。

僕の感覚だと、日本の歴史を好き好んで受ける人は誰もいないと思っていたのだけど、多くの学生が集まり、それなりに大きな教室は一杯になっていた。
それも、真剣に授業を聞き、質疑応答もしている。
当時学生だった僕は羨ましいと思った。
集団で学問している様子に少し憧れていたのかもしれない。

バンクーバーに訪れたときは何度もこの大学に訪れた。
なぜか落ち着くのだ。
自然に囲まれて、歴史のあるきれいな大学の建物。

この体験で僕は海外の大学に行きたくなった。
というより、カナダに移住したくなった。
これが僕の海外留学を心出した理由だった。

結果として、僕は日本の大学を出ることはなかったが、今回のバンクーバーでの体験を通じていっぱい勉強したと思う。
今回のバンクーバーに出たあとに、修士課程の間で10カ国ぐらい訪れた。
意識してできるだけ多くの国に訪れて、色んな人種の人と話したかったのだ。
そのおかげで、英語も多少喋れるようになったし、グローバルな視野が得られたと思う。
もし、僕が大学の教員の立場になったら学生たちには早い時から外国に行く機会を与えたいと思う。

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