2019年のNEDOフェスタに参加

NEDO(ネド)はNew Energy and Industrial Technology Development Organizationは国の研究プロジェクトを牽引している組織の一つであり、大学や研究機関に大型の研究予算を投入して国の科学技術を育てている。

今日は僕の研究室でNEDOの予算を使って得られた成果を報告するためにNEDOフェスタに参加した。
僕の研究室では人工細胞膜を利用した匂いセンサを行っており、5年間の成果を報告した。
この研究では人工細胞膜に蚊の嗅覚受容体(匂いを感じることのできるタンパク質)を再構成させて、優れた生物由来の嗅覚受容体を機能を使えるようにした。

蚊は嗅覚受容体を利用し、人の汗の匂いを感知する。
(実際には、匂いだけで認識ししているのではなく、二酸化炭素や温度もセンシングし、人を見つけて刺しに来るのだ。)
この蚊の優れた嗅覚受容体を利用して、汗の匂いをセンシングする技術を作った。その目的は、この匂いセンサで災害時の人を見つけようとしている。
現代では、災害時に救助犬が行方不明の人を探しに出るのだが、ワンちゃんの集中力は1時間も持たないらしい。また、優れた災害救助犬を育成するためには何年もの訓練を行う必要があり、それにかかる費用は数千万円にのぼる。
僕の研究室で作り出した、次世代匂いセンサを使えば災害救助犬の大体となりうるのだ。

国のプロジェクトは数年という比較的長い機関、多くの研究費を投資してくれる。そんため、ほとんどの研究室の成果のレベルは高かったと思う。
僕の研究室の最終的な成果は新しい検出原理を作り出したことと、人工細胞膜を使った匂いセンサのプラットフォーム技術を作り出したことである。
今回の展示では多くの企業の人が来られ、興味を持ってもらえた。
匂いセンシング技術は、これからの時代に大切になってくると思う。
その匂いセンサの応用先は、ただの人探しだけでなく、食品の管理や爆発物・麻薬の検知、さらには、医療分野での診断などが幅広い分野に使うことができる。
このように応用範囲が広いため、多くの企業が興味を引くのだ。

これ前の研究成果が実を結び、今回のNEDOフェスタを通して新しく企業との共同研究が始まると嬉しいと思う。

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