日本科学未来館に行く:機械と自然の融合、未来を考えること、今後の課題について

10年以上昔に日本科学未来館に来たことがあるが、その時と大きく変わっていた。昔は確か超伝導のデモを行っていて物質が超伝導の力で浮くことに感動していた事を思い出した。

大人になって、科学者の端くれとして生活をするようになり、改めて日本科学未来館に来てみると子供のときに感じたものと大きく変わっていた。
それは実際に科学とふれあい科学技術の発展に少しでも関われる立場となり、日本科学未来館で提示される未来の科学に対して共感するとともに、プレッシャーとして感じるところもあると言う点である。このプレッシャーはきちんと日本を牽引している研究もある一方で、税金の無駄になってしまうものも多くある。
挑戦して無駄になるのはいいのだが、自分に信念がないまま税金を投入して無駄にするのは良くないと思うのだ。

落合さんの展示

落合陽一さんの展示にもあった。常設展として数年間は展示されるようだ。
落合さんは年齢は近いのにとても有名人。
サイエンスで活躍する側面がある一方で、フォトグラファーとしても有名だ。
科学を芸術に乗せて発信することで、科学を知らない人でも惹きつける。
今回の展示のタイトルは「計算機と自然、計算機の自然」だそうだ。
つまり、機械が自然の中に溶け込めば、それは自然だし、人工物と自然は将来融合して行くだろうというようなメッセージが込められているようだ。
確かに自然と人工物の区別が難しくなる未来が来るだろうし、ポケモンGOなどの拡張現実(AR)の技術が発展すれば、バーチャルとリアルの社会は混ざり合って行くと思う。

人型ロボット

未来の技術ではやはりロボットとAIは欠かせないだろう。
基本的にAIの技術やビックデータ関連の内容の展示が多かったと思う。
ある意味で一番衝撃的だったのは下の動画で示す人間ロボットだ。
ロボットを作って、”生命らしさ”を調べているそうだ。
わかるようでわかりにくい概念だけど面白い。
よくある疑問で、人型をしたロボットをしたものが多いけど、これって意味があるのだろうか? などよく頭の中で考える。2足歩行をするのは難しいし、別に用途を考えると4足歩行でも、ローラーでもいいのだ。
ただ、人型にすることで人間の機能や本質が見えてくるのかもしれない。

未来逆算思考

一番考えさせられた展示は未来逆算思考についてだ。
今現在ではエネルギーや環境や食料など様々な問題を掲げている。
今日の問題は将来生まれてくる子どもたちへ渡すか、それともいま生きている我々が取り組むかを考えさせられる場所だった。
地球上で起きている問題を悪化させると不可逆的なものが多いと思う。
例えば、海にいる魚を食べすぎると、その魚は全滅し、もとに戻すことができなくなるのだ。
自然界が許容許容する恒常性を超えないような生活を心がけて、持続可能な社会を実現することがやっぱり大切。
孫に文句を言われるのも嫌でしょうしね。
この未来逆算思考の展示は、修学旅行で来たときにもあったと思う。
それだけ未来逆算思考は重要な考えであり、人類が持続的に生きるために必要不可欠な思想なのだろう。

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