もっと自由な研究ができるといいなーと思うこと

前回は、研究環境の愚痴について書いたけど、今回は僕の中で理想的な環境について考えてみた。
やっぱり、研究は自分の興味のあることをやることに尽きると思う。
自分の考えに嘘をついて書いたり、発言すると心が腐ってしまうから。

理想的な活動については2つに分かれると思う。
その一つは、本当に人の役に立つ研究であって工学に属している内容。
人が生きていくと自然と色んな課題が出てくる。
例えば、環境問題やエネルギー問題、食糧問題、少子高齢化など解決すべき課題がたくさんある。
また、課題だけでなく人類の挑戦的な内容も工学に属していると思う。
例えば、これまで行ったことのない場所、つまり、宇宙の遠く離れた星や深海を冒険するための技術を確立することはとても重要だし、いつかは人のためになるだろう。
工学は基本的に上記のような目的を設定し、その目的を達成するための技術を作っていく分野。

もう一つの理想的な研究活動は理学である。
理学は現象を解き明かすそうとういう立場をとる。
一つ一つの化学反応、宇宙の成り立ち、原子についてなど幅広い現象の解明していく。
基本的にはデカルトの還元主義的アプローチを取ることが多い。
還元主義とは複雑な現象を機械の部品のように一つ一つ小さく分解していけば、複雑な現象を解明できるという考え方。(今では、とても多くのデータを網羅的に解析する方法があるので、還元主義だけではない)
理学の研究はは目的が必ずしもある必要はないと思う。研究者が興味を持つものを突き詰めて調べて行くのがいいと思う。
理学の研究は必ずしも人の役に立つとは限らないけど、学校で教えられる教科書にのる可能性があり、人類の知的好奇心を満たすことができる。
理学での大きな発見は、科学の根幹を変えるたまにすごい技術を生み出す可能性もある。新しい原理・概念は新しい次元へのパラダイムシフトを起こし、その発見をもとに工学的な研究が始まるのだ。

理学と工学はどちらが優れているとかいう問題ではなくて、どちらも重要。
ただ、昨今の国の出す研究方針は実用主義だから、すべて目的をもって研究を進めないといけない。目的優先の研究は必ず安全パイかもしれないけど、大きな進歩は望めないし、息苦しい。

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