細胞を創る会に参加@愛媛大学 2019年

初めて細胞を創る会に参加した。SFぽい名前の学会だから、どんな人が集まるのか楽しみだった。

開催場所は愛媛大学で行われ、2日間に及んだ。参加人数は100人を超えない小さめの学会だったが、発表のレベルはすごく高いと感じた。

細胞を創る会は分野的に生化学の人が多く、実際に試薬から生きた細胞を作ろうとしている集団だった。また、生命起源に関連した研究分野の人も多かった。

参加して驚いたのは、生化学の劇的な発展だ。細胞内のあらゆる機能が明らかになり、それらを組み立てることができる段階にあることを実感できた。アメリカでは細胞を創る研究に多額の研究費を既に投資しているそうだ。また、日本も多額の研究費が動き始めている。

細胞を創る研究が躍進した要因の一つは無細胞タンパク質合成が容易になったことが挙げられる。無細胞タンパク質合成は大腸菌や小麦、昆虫などの細胞内成分を使ってタンパク質を合成する方法であり、目的のタンパク質の遺伝子情報さえあれば、簡単にタンパク質を合成できる。

無細胞タンパク質合成は合成を容易にしただけでなく、倫理的な障壁を乗り越えた。つまり、細胞抽出液または細胞を模倣した溶液は生きた生物を使っているのではなく、試薬として認証され、倫理を犯すことなく研究が可能になったようだ。

今回の発表で面白かったのは電通の人の話だ。その人は研究者でもないし、それほど詳しくないけど、細胞を創る研究を盛り上げている人物。話の内容は進化圧であり、新しい革新的技術を生み出すためにビジョンを示し、旗振り役をしてくれている。

生化学の分野は発展が激しく、10年、100年後の未来に大きな影響を与えるだろう。細胞を創る会はとても夢のある活発な学会だった。

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