カナダでの国際会議を目指す。採択率4割ぐらい?

9−10月は学会シーズンです。
最近とても忙しかった。
なぜならMEMS祭りがあるから。

MEMSはMicro Electro Mechanical Systemsの略で、日本語で言うと微小電気機械システムです。僕の理解では、MEMS学会はとにかく小さくて動く物を作り、その作品を発表する場所。

この国際学会は審査が厳しくて、まず学会の要旨を提出してブラインドレビューを行い公正に審査される。ブラインドレビューとは所属も名前のわからない状態で応募者を審査する方法で、できるだけ公正に審査するためのシステムである。世界中の大学、研究所、企業からMEMSに応募される。そして、その採択率は毎年40%ぐらいとなる。化学系、材料系、生物系の学会ではほとんどの応募者を採択しているのに対して、機械系であるMEMSは厳しい審査をしていると思う。この審査の厳しさの違いは分野によって考え方が違うからだろう。例えば、情報系では名誉のある学会に採択されるのはすごく難しいと聞いたことがある。

審査される要旨には何を書くかというと、毎年以下の構成となっている。

*****

1ページ目(600ワード以下)

1.発表する研究の重要性と新規性
その研究の重要性を述べる。
これまでの従来技術と比べてどれだけ進んだか、どこが優れているかを書く。

2.作ったもの、工夫したところを書く
どこを工夫してその新しい技術ができたかを書く。

3.実験結果と考察
作製したデバイスを用いて実験をし、得られた結果を書く。
そして、得られた結果に関して考察する。

2ページ目

グラフや図をきれいに、わかりやすく書く。
ここでは、イースタ映えするように作ることがポイントな気がする。

*****

上記の通り、全体で2ページの要旨となっている。
1ページ目は600ワード以下の文章を書き、そして2ページ目は図と絵になるわけです。
審査員は忙しいだろうから、1の「発表する研究の重要性と新規性」及び2ページ目の絵を主に見て審査していると思う。

僕の研究室ではMEMSの提出締め切り一週間前はとても忙しくなり、MEMS祭りと言われ、東大と慶応の学生たちは研究室に泊まりながら実験を行い、要旨を書く。そのため、実験室は荒れる嵐の期間となるのだ。

今回は異例のことが起こった。それは、期間が1日延期されたのである。それも締切の一日前に。

正直、こんな延期やめてほしいと思う。理由はアメリカで起こったハリケーンなどの自然災害で延期されたという話だが、本当なのか?
締切が一日増えるのは別にいいけど、締め切り前日に突然延期する必要はないのではないだろうか?

去年の初めてMEMSに応募して無事に採択された。
その時の発表はナノポアを利用したセンサに対して連続計測するための機構を取り付けたという内容です。
http://www.mems19.org/download/MEMS2019_final_program.pdf

今年も無事に採択されることを願う。
今年のMEMSはカナダのトロントで開催される。カナダは僕が一番好きな国だからとても行きたいし、楽しみにしている。ただ、残念なのは1月の真冬の時期に開催されるということ。カナダの1月はかなり寒い。けど、時間があればナイアガラの滝を見に行きたい。初めての冬のカナダは空気が澄み切っていてきれいに違いない。

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