イノベーションを起こすまでの道のり険しい山道の案内人とそれを登る者

最近、研究開発プロジェクトの終盤に差し掛かっています。
あと、もう少しでできそう。
でも、とても辛いという感じの段階になっています。

研究は登山に似ているところがあると思います。基本的にうまく行かないことが多いし、多くの場合は失敗します。ただ、実験における失敗は決して悪いことではないと思います。

エジソン曰く
”失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ”

つまり、失敗は正しい道を探す作業であり、一つ一つの失敗を重ねることで最終的に成功へとつながるということではないでしょうか。

最近、一つだけ登山と研究の違いに気づきました。
それは、研究は一人で登るだけでなく山道を案内する人がいるということです。
特に私のように若手の研究者は開発者であり、険しい山を登っている登山家であるように思います。山を登っているときには頂上が見えず下を向いてしまっており、全体像が見えなくなっています。
そして、頂上が近づいていると感じたとしても、自分自身が山に囲まれて、目的の山に向かっていない可能性もあります。複数の山があり、それぞれの山の高さが違っているのです。目指す高さの山を誤ってはいけません。

このように苦しさのあまり、上を向くことができず、どの山を目指していいかわからなくなった時に重要なことは周りの意見をよく聞くことだと思います。
周りの意見というのは、研究室主催者(PI)や同僚、先輩などを指します。
研究は議論してこそ新しい発見を見出したり、新しいものを作り出したりできると思います。研究者同士の議論は白熱し、理想や無茶を言い出すことも多々あると思います。

この議論で生まれる理想や無茶がこれまでにないイノベーションを生み出すのに不可欠な要素だと最近感じます。白熱した議論をしてくれる人は結果として険しい山道の案内人になり、より高い山頂へと導いてくれるのです。

良い例としてアップルを作り出したスティーブ・ジョブズ(案内人)とステファン・ゲーリー・ウォズニアック(登山者)の関係が挙げられます。
僕はスティーブ・ジョブスの自伝が好きで映画や本でよく見ましたが、ジョブズは理想を語り、妥協せず、世の中に無いものを作り出そうとします。
一方、天才的な開発者として知られるウォズニアックと周りの技術者はそのジョブズの要求に答えようとします。ただ、ジョブズの要求は開発している側としては理想に思えて、不可能に感じるのです。
でも、ジョブズはウォズニアックと技術者を白熱した議論(罵倒を含む)で理想を押しつけることで険しい最も高い山を案内します。これにより開発者と技術者は自分たちの限界を超えることができてより、最高峰の山に到達し、世界を変えるほどのイノベーションを起こすのだと思います。

僕はまだ若い研究者ですが、いつか案内人になりたいと思います。
それにしても辛いなwwww (*´ω`*) 笑

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